魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 高校時代に同じような悩みを抱えていた子がいた。病院に行って漢方を処方されたと言っていた。身体を外側からじゃなく内側から温め、その熱を身体中に広げて末端が冷えないようにするのだと。

 こちらの世界でも同じようなやり方が通用するかはともかく、魔法や魔道具が発達しているからこそ、内側から改善する方法は盲点なのかもしれない。

「少しお時間をいただけますか? 思いつく限りのポーション……あるいは、補助薬を作ってみます」

「お願いします。もう、睡眠薬で眠る生活はやめたくて……」

 陛下がそっと王妃殿下の肩を抱いて慰めた。