魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 その身分と立場が、ふたり目の王子の存在を素直に受け入れられなかっただけ。平民だったらきっと、彼らは兄弟のどちらにも平等な祝福を与えていたんじゃないかな。

 私に会おうと思った一番の理由は、間違いなくラスヘイムで話題のポーションを作った錬金術師だからだろう。だけど、息子たちの友人としての私の顔を見たかったという気持ちも、まったくないわけじゃないように思える。

 あくまで私自身が受けた印象だから、実際のところはわからないけれど。私によくしてくれるアベルとノインの身内だから、ひいき目に見てしまっているのかも。