魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「あの子が楽しくやれているようでよかった。ひとりの子供の母として、お礼を言わせてください」

 陛下も王妃殿下につられたように、少し寂しそうにしながらも微笑した。

 正直に言うと、私はここへ来るまでふたりにあまりいい印象がなかった。

 為政者としてじゃなく、ノインの両親として、だ。だってこのふたりは生まれたばかりのノインを疎み、後の憂いになるくらいなら殺そうとしたと聞いている。

 でも、こうして実際に会ってみると、彼らにも思うところがあったんじゃないかという気にさせられた。