魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 ノインの考えたレシピは、錬金術師ならば誰でも作れるもので、私なんかよりももっと大量生産が可能だった。

 だけど私のポーションは、レシピこそ普通のものと変わらないけれど、効果を引き上げるために私自身の歌を必要としている。

 どんなに人気商品になっても、もとからあるポーションが店頭から消えないのはそうした理由によるものだった。

「ノインを師として、日々錬金術の研究をしているのだろう?」

「はい。ずっと独学でやってきましたが、ノイン──王子のおかげで、さらに学びの幅が広がりました」

 お世辞抜きに言うと、ふっと王妃殿下が安心したように頬を緩める。