魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 王妃殿下に話しかけられ、自然と背筋を伸ばす。声まできれいな人だ。

「リネットでかまいません。こちらこそ、ご挨拶が遅れて申し訳ございませんでした」

 形式的に返すけれど、私が挨拶したいとノインやアベルに言ったところで、国王夫妻に会うのは不可能だっただろう。

「では、リネットと呼ばせてもらいますね。なんでもあなたは、非常に優れた錬金術師なのだとか」

「いえ、私などまだまだで……」

「だが、王都はそなたの作ったポーションの話題でもちきりだ」

 王都には、ノインが主体となって作ったポーションと私のポーションが並んでいる。