魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 敵の殲滅にかけては私以上に活躍した手を、ぽんと頭にのせられる。

「後で俺が回収しておこう。甲羅もな。君はゆっくり休んで、俺の活躍をノインに伝えてくれ」

「最後の、いる?」

「一番大事だろう? 尊敬される兄でいたいからな」

 茶目っ気を見せて片目を閉じたアベルにつられ、私もやっと心から笑うことができた。



 小さな村を救ってから十日が過ぎても、私は大忙しだった。

「ノインのおかげで、だいぶ楽になったよ」

「僕はなにもしていない。おまえが自分で考えてやったことだ」

 帰った私は、まずポーションの大量生産について考えた。