もう私は出来損ないじゃないんだという思いが、今さら込み上げる。
ノインに出会う前の私なら、素直にはしゃいで喜んでいたかもしれない。
だけど私は、彼に『才能に呑まれるな』という言葉をもらった。
喜ぶだけじゃなく、冷静に自分を見つめて反省点を洗い出し、次に生かす。
大容量を錬成する方法に、水を短時間で浄化する方法、本格的に麻酔薬の開発にも取り掛かったほうがよさそうだ。
あとは……。
「あっ」
「どうした?」
「ミカガミガメの肝、置いてきたままだ」
アベルがきょとんと目を丸くしてから、軽く噴き出した。
「心に余裕が出てきたな。よかった」
ノインに出会う前の私なら、素直にはしゃいで喜んでいたかもしれない。
だけど私は、彼に『才能に呑まれるな』という言葉をもらった。
喜ぶだけじゃなく、冷静に自分を見つめて反省点を洗い出し、次に生かす。
大容量を錬成する方法に、水を短時間で浄化する方法、本格的に麻酔薬の開発にも取り掛かったほうがよさそうだ。
あとは……。
「あっ」
「どうした?」
「ミカガミガメの肝、置いてきたままだ」
アベルがきょとんと目を丸くしてから、軽く噴き出した。
「心に余裕が出てきたな。よかった」

