魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「先にその辺りの話をしてからのほうがよさそうだな。──ご主人、また後でも構わないか? 彼女は少し特殊な錬金術師でな。今まで、取引の経験がないんだ」

「もちろん、いつでも構いませんとも。記念すべき初めての取引が我が商会とは、こんなに光栄なことはありません」

 アベルに連れられていったんその場を離れる。

 今日だけでいろいろなことが起こりすぎて、頭が爆発しそうだった。

「ノインにも相談してからがいいな。今日起きたことも話したいし」

「なに、数日くらい待たせても文句は言われないだろう。かなり君を評価しているようだからな」

「いまいち実感はないけど、役に立てたならよかったよ」