魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「ごめん、ありがとう。でも、どうなったか知りたいの」

 アベルの手を借り、結果を直視するための勇気を振り絞って歩き出す。

 ノインは過程よりも結果が大事だと言った。

 私がどんなに頑張ったところで、救えなかった人がいたら意味がない。

 でも、どうやらその心配は必要なかった。

「嘘みたいだ……。まさか腕が生えてくるなんて」

「あんなひどい傷があったのに、もう血の跡しか残ってないよ」

「もしかして、アベル王子がエリクサーをわけてくださったんじゃ……」

 驚きと喜びと、感謝の声が耳に届く。

「錬金術師さん!」