魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 ──助けて、ノイン。私に勇気をちょうだい。

『そのぐらい、自分でなんとかしたらどうなんだ。僕に頼れば解決すると思うなよ』

 そんなひねくれた声が聞こえた気がして、すっと身体の震えが治まる。

 ノインならきっと素っ気なく言ってから、仕方ないからと手伝ってくれるのだろう。

 私にとってすっかり日常になったやり取りを思い出したからか、今度は落ち着いてポーションを容器に移し替えられた。

「これも持っていって」

「わかりました」

 キールさんに預け、次のポーション作りに取り掛かる。

 あとどれくらい必要になるかはわからないけれど、もう大丈夫だと言われるまでは続けるつもりだった。