魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 時間なんか今まで気にしたこともなかったのに、今は気が急(せ)いていた。

「リネットさん、村にあるだけのラッテの葉だそうです。それから……」

「用意できるのは井戸水が限界でした。お嬢さん、これで大丈夫ですか?」

 キールさんとパセットさんが、それぞれ材料を持ってくる。

「ありがとう! 井戸水……でもできないことはないと思う。できれば沸騰させてから使いたいけど、そんな時間はないね……」

 一瞬で水を浄化させる薬か、魔道具があればよかった。

 無事に今を乗り越えられたら、最優先で作ろう。

「ほかにできることはありますか」

 キールさんが硬い顔つきで言う。