魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「どうしてノインはこんな場所で錬金術師をしてるの……」

 男たちの言葉をそのまま伝えるわけにはいかなくて、手で顔を覆いながら訪ねる。

 アベルのように城で生活していたら。ノインがどういう人なのか、もっとみんなが理解してくれたかもしれないのに。

「ああ、なるほど。僕の悪口でも聞いたか」

 この人はどうして、こういう時も理解が早いんだろう!

 なんのために私が言葉を濁したのか、まったく意味がないじゃないか。

「……悔しかった!」

 それでも、具体的な内容は言いたくなくて私自身の気持ちを伝える。

 驚いたことに、ノインはそれを聞いて苦笑いした。