魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 ふたりの男性は目を丸くして私を見上げていた。

「それでも、誰かのために自分を犠牲にできる人なんです!」

 私のことを言われたわけじゃないのに泣きそうだった。

 ノインは行き場のない私を受け入れてくれて、付きっ切りで勉強を教えてくれて、アルトのことだってかわいがってくれるいい人だ。

 ここにいる誰よりも、私はノインをそばで見ている。

 まだ一緒に過ごしてたった三ヶ月しか経っていないけれど、彼がくれた言葉のひとつひとつは私にとって宝物だ。

『見る目のない家族がいると大変だな。おまえの才能を簡単に捨てられるような馬鹿どものことなんて、二度と思い出すな』