魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

最初は私を邪険にしていたノインと、ふたりで初めて共同作業した思い出の薬が話題になっているのはうれしい。

もうこの人たちは試してくれたのかな? もしそうなら、味や実際の効果のほどを詳しく聞きたい。

自然と身体まで声のほうに傾けながら、ジュースで喉を潤した。

「それにしても、ノイン王子は錬金術の才能があってよかったよな。そうじゃなかったら、とっくに王家を追放されてただろ」

「おいおい、人に聞かれたらおおごとだぞ。それぐらいにしとけ」

「ったく、お堅いねえ。たしかにあの人はこの国に欠かせないだろうが、アベル王子とは比べものにならんだろ」