魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 きりっと冷たく冷えたジュースは甘く、それでいてさわやかな酸味があった。果肉がたっぷり入っているおかげで、パイと一緒にデザートを食べている気になる。

 森から王都まで結構歩いたせいで、すっかりお腹が空いていたようだ。

 家を追い出されてからも何度か買い食いしたのに、今が一番格別に思える。

 ああ、おいし。アルトにも食べさせたかった。ノインにおみやげに持っていったら、喜んでくれるかな。でも、塔に戻るまでに冷めてしまうかも。温めればいいっていうのは違うと思うし、いつかノインと一緒に来られたらいいな。

「そういやあ、聞いたか? またノイン王子が新しい薬を作ったって」