「あの、すみません」
門衛におそるおそる声をかけてみる。
「どうしたい、お嬢ちゃん」
気さくな人だったのか、明るい声が返ってきた。
ほっとしながら、門の向こう側を示す。
「隣の区画に行ってみたいんですが……」
「ああ、王都には来たばかりかね? ここから先は身分証か、通行証がないと無理なんだよ。知り合いがいるなら、家紋が入った物品か、直筆の許可証が必要だ」
「なるほど、そうなんですね。ありがとうございました」
「いやいや、いいんだよ。お嬢ちゃんならかわいいから、いつかこの中に住まう方々に嫁いで、好きに出入りできるようになるさ」
愛想笑いをしてその場を離れる。
門衛におそるおそる声をかけてみる。
「どうしたい、お嬢ちゃん」
気さくな人だったのか、明るい声が返ってきた。
ほっとしながら、門の向こう側を示す。
「隣の区画に行ってみたいんですが……」
「ああ、王都には来たばかりかね? ここから先は身分証か、通行証がないと無理なんだよ。知り合いがいるなら、家紋が入った物品か、直筆の許可証が必要だ」
「なるほど、そうなんですね。ありがとうございました」
「いやいや、いいんだよ。お嬢ちゃんならかわいいから、いつかこの中に住まう方々に嫁いで、好きに出入りできるようになるさ」
愛想笑いをしてその場を離れる。

