魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 平民の住居が近いからか、食料品や日用品といった店が多く目についた。

 私の目的はここで充分果たせるけれど、『せっかくだから、ゆっくり見てこい』とノインの言葉に甘えて、もう少し奥まで歩いてみる。

 ある程度進むと、大きな門があった。壁で次のエリアとこちらのエリアを隔てているようだ。

 平民が簡単に貴族の住むエリアを行き来できないようにしているのだろう。貴族が外へ出る時は平民の住む場所を通るはずだけど、移動手段がそもそも平民と違うからか、あまり気にされていないように思える。

 平民は足だけで、貴族は馬や馬車を使える。私がいたメルヴィル家も、基本的に馬車で移動していた。