「とにかく、塔ではもう隠さなくていい。その代わり、しつけはちゃんとしろ。素材をだめにしたら、毛をむしるからな」
「ぷぺ」
アルトが『嫌だ!』と抗議するように、私の袖の中に顔を突っ込んだ。
ふわふわの白い毛を錬金術の素材にされないためにも、やっていいことと悪いことをしっかり教える必要がありそうだ。
●
塔での生活が三ヶ月を過ぎ、初めて私はラスヘイム王国の王都に足を運んだ。
そう、なんと私は三ヶ月もの間、塔を隠す森から外へ一度も出なかったのである。
食料も含め、必要な物品はいつもアベルが持ってきてくれた。
「ぷぺ」
アルトが『嫌だ!』と抗議するように、私の袖の中に顔を突っ込んだ。
ふわふわの白い毛を錬金術の素材にされないためにも、やっていいことと悪いことをしっかり教える必要がありそうだ。
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塔での生活が三ヶ月を過ぎ、初めて私はラスヘイム王国の王都に足を運んだ。
そう、なんと私は三ヶ月もの間、塔を隠す森から外へ一度も出なかったのである。
食料も含め、必要な物品はいつもアベルが持ってきてくれた。

