「……知りたかったの。素材を組み合わせたら、どんなものができるのか。自分の手で、どこまでの錬成を行えるか、試してみたかったから」

 私は錬金術が好きだ。たとえ異端だと疎まれても、この気持ちは止められない。

 改めて自分の想いを知り感動していると、ノインがにやりと笑った。

「その好奇心が、僕たちを錬金術師たらしめる最たる感情だ。これからは存分に楽しめ」

「うん!」