魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「それにしても、音が聞こえる……か。それがただのポーションをエリクサーレベルに引き上げているのなら、僕も聞いてみたいものだな。錬金術師なら誰もがそう思う」

「ってことは、みんなには聞こえてないんだね」

「聞こえたら失敗なんかしないだろう」

 ノインもアベルも、私を才能があると言ってくれた。

 特別なことをしている自覚はないから、恵まれているのはこの耳なのだ。

 前世で音楽を愛していたからこうなのか、もともと身についていたものなのかはわからないけれど、神様からの祝福に違いない。

「じゃあ私、特別な錬金術師なんだね! みんなが作ったことのないようなものも作れるかな?」