「錬金術は一応、独学。ただ、メルヴィル家には昔、私と同じ異端者がいたみたい。師匠って勝手に呼んでるんだけど、偶然、その人の錬金術の研究所を見つけたの。素材の説明を書いた図録や、レシピがたくさん遺してあったんだ。それを見て、自分で」
「魔道具の造り方もそれで?」
「そう。大したものは造れないけど」
「リッカ、だったか。その錬成具だけで、おまえは僕たち錬金術師の世界に、革命を引き起こせるけどな」
「大げさだよ」
「この僕が言ってるんだ。疑うな」
アベルも王子様らしく、上位に立つ人間としての話し方をしていたけれど、ノインのそれはただ偉そうなだけだ。嫌味のないアベルとの差が際立つ。
「魔道具の造り方もそれで?」
「そう。大したものは造れないけど」
「リッカ、だったか。その錬成具だけで、おまえは僕たち錬金術師の世界に、革命を引き起こせるけどな」
「大げさだよ」
「この僕が言ってるんだ。疑うな」
アベルも王子様らしく、上位に立つ人間としての話し方をしていたけれど、ノインのそれはただ偉そうなだけだ。嫌味のないアベルとの差が際立つ。

