魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 明言する必要もないだろうと思ったのに、もう当てられてしまう。

 ノインは大したことなどしていない、といった顔で甘いお茶をすすった。

「カーディフの魔法師一族で有名なのは、そこの家門だろう。おまえはそこの人間か」

「そう。一応、長女ね。妹は才能があるんだけど、私は……」

 適性がゼロだという話はすぐにできたのに、才能のない出来損ないの異端者だと言うのは少し胸が痛い。

「錬金術の天才だろう」

「え」

 いつの間にかうつむいていた顔を上げる。

 ノインはテーブルに肘をついて、顎をのせていた。