聞いてないよ、右京さん






慣れないベッドの感触に目が覚めたのは夜中の3時だった。



ベッドの横に置かれた私のスマホには、大量の通知がきていた。


その相手を着信拒否にし、メッセージもブロックした。




広い綺麗な部屋に、時計の針の音だけ静かに響いていた。



ここは、どこなんだろう?



車の中までしか記憶がないから、きっと車の中で寝てしまったんだろう



ここまで運んでくれたのかな



信用していい人なのか分からないけど


今の私には頼れる人もいないし、家もない。



ガチャッ



心臓がドクンと跳ねた。



「起きたのか」



扉を開けて入ってきたのは、銀髪の彼。


「飯は?」


いるのか?って意味だと受け取り首を横に振った。


彼はベッドに近づいてきて、そのまま腰をかけた。



「、、、な、名前なんて言うんですか」