聞いてないよ、右京さん




また別の人が車で近くまで迎えに来てくれて、後部座席に乗せられた。


隣にはシルバー色の髪の人。


助手席にもう一人の男の人。



車窓から見える外の世界には、あちこちに桜が咲いていた。



春か、



春は、出会いと別れの季節



ほんとその通りになっちゃったな



脳裏に浮かぶ嫌な記憶を消すように強く目を瞑った。