聞いてないよ、右京さん




いい加減、けじめつけないとな


1人になりたくて、屋上へ続く階段に座り込みスマホを開いた。



連絡欄からブロックを解除すると、あの日に大量に送られてきていたメッセージに目が入った。



『ごめん、本当にごめん』


『今どこにいるの?』


『せめて既読つけて、心配だから』


『お願い帰ってきて』


『瑠璃』





もう信じられないと拒絶する心と、信じたいと思ってしまう心が喧嘩をする。


苦しい



くるしいよ、


なんで、なんであんな事したの、?



「けいちゃん」


一緒に過ごしていく中で

いつの間にか愛称に変わっていた呼び名はどこか寂しく誰もいない廊下で静かに消えていった。