聞いてないよ、右京さん




「り、瑠璃!」


「え、?」


「学校着いたぞ、大丈夫かよ」


蓮斗が怪訝そうな顔をきて私を見下ろしていた。


「ああ、ごめん。大丈夫!」


私は、急いで車を降りた。

「じゃ、行ってきます!」


「あ、おい!」


駆け足で校舎に向かっていく私に、後ろから蓮斗が声をかけてきたけど振り返らなかった。