少しの沈黙の後、躊躇うように口を開いた圭吾。
「ねぇ、もし、瑠璃がリアの立場だったらどうする?」
リアとは、さっきの映画のヒロインだ。
リアの立場、、、
もし圭吾が人狼だったら、?
「私の好きな人はこんなにも優しい人だよってみんなに伝えるかな
そうしたら、みんな怖いなんて思わなくなるよね!」
「っ、」
「でも、もしダメだったら私がたくさんの愛をあげる」
「、、、そっか、」
不意にぎゅっと抱きしめられて、圭吾の胸に顔が当たった。
声が震えていた気がして、顔を見ようと頭を動かしたら更に強く抱きしめられ動けなくなった。
「大好き、瑠璃」
「私も大好きだよ」
微かに震えるその背中にそっと手を回し、抱きしめた。この想いが伝わるように


