聞いてないよ、右京さん




「おはよう!蓮斗!」


「おはようございます」


テンションの高い私に疲れたような顔をした目の前の失礼な男。


「はぁー、上手くいったようで何よりです」


「ふふっ、ありがと!」


今日の私は機嫌がいいから許してやろう



私が乗ったあと後部座席のドアを閉め、運転席に乗り込んだ蓮斗はスムーズに車を発信させた。



蓮斗の運転は安全で乗り心地が良い



「若も今日は機嫌が良かったよ。きっと嬉しかったんだろうな」


「そうなの!?嬉しいな」






「ていうか、蓮斗って妹いるんだね」


お母さんと手を繋いで歩く小さな女の子が目に入り、聞いてみた。



「ああ、まだ小学生のな、、、お前は兄弟いるのか?」


バックミラー越しにチラッと視線を向けられた。


私は窓の外に視線を向けたまま答えた。






「、、、うん、いるよ。たくさん、大家族なんだぁ〜」