聞いてないよ、右京さん



瑠璃side




目が覚め、寝室を出てリビングに行くと、

いつもは見れない姿がそこにあった。


「右京さん!おはようございます!」


「おはよう」


嬉しくて、つい頬が緩んでしまう


コーヒーを飲む右京さんの姿は絵になるなー


昨日の一件があって、右京さんは凄く優しくなったように感じる。


多分、根は優しい人なんだと思う


職業があれだけどね、


この時間まで家にいるようになったとはいえ、忙しいのは事実のようで


私よりも1時間も早く家を出ていく


「瑠璃ちゃん、行ってきます」


「気をつけて、行ってらっしゃい」


でも、こんな挨拶までできるようになるなんて嬉しいことこの上ない。


そんなことを考えながらぼーっと余韻に浸った


私も早く準備しなきゃっ、


我に返り、蓮斗が来るまでに支度を済ませた。