瑠璃ちゃんにはテキトーに理由を言って監視をつけた。
まぁ、組の奴に示しがつかないってのは本当なんだけど
「瑠璃ちゃん、不安にさせてごめんね。俺が帰ってこない方が気が休まると思ってなるべく会わないようにしてたんだ、ごめんね」
この言葉はほとんど嘘。
でも、君を悲しませたくなくて咄嗟についた嘘。
勝手に拾っといてなんだけど、どう接すればいいか分からなかったし、やっぱ面倒臭いとも思った。
なのに、
瑠璃ちゃんが作ってくれた夕飯に胃袋を掴まれたなんて言ったら組の奴らに笑われるだろうけど
実際、そうだし
久々に人の温度を感じた気がした。
なにより、
『右京さんが初めてちゃんと言葉をくれたような気がして嬉しくてっ』
これに揺さぶられてしまった。
俺の核心を心を覗かれた気がしてドキッとした。


