聞いてないよ、右京さん





俺が本家とは別で個人的に所有してあるマンションに連れていった。



疲れて寝てしまった瑠璃ちゃんの情報をすぐに蓮斗に調べさせた。



蓮斗は俺の幼なじみでもあり、若頭補佐という立場にもあった。
水縹組の中で、ハッカーとしていちばんの腕を持つ。


俺より歳下だが、かなり信用できる存在だ。




深夜2時頃だった。


瑠璃ちゃんの寝ている部屋の隣で、蓮斗と俺がパソコンを叩く音だけが響いていた。


時折、眉間に皺を寄せる蓮斗が気になりつつも、俺は俺の仕事をした。


パソコンを閉じた蓮斗が顔を上げた。



そう、違和感を感じるには十分だった。


蓮斗の深刻な表情と、いつもは調べ終わったらすぐにパソコンをこちらに見せてくるのに何故か閉じられたパソコン。






「、、、ありません。」



「え?」


「あの女の情報が一切出てきません。」



「、、、は?」