だって、ずっと不安だった
私本当にここに居ていいのかなって、私は結局誰にも見て貰えないんだって思ってたから
また、捨てられたって
本当は、ずっと不安だったんだよ
「私が居るせいで、お家に帰って来づらいんだって思って
め、迷惑かけてるって」
泣きすぎて呼吸がしづらい
「瑠璃ちゃん、そんなに擦ったら目腫れちゃうよ」
すぐ隣まで来てくれていた右京さんは目を擦る私の手首を掴んだ。
今迄とは打って変わった優しい声を静かに落として
「瑠璃ちゃん、不安にさせてごめんね。俺が帰ってこない方が気が休まると思ってなるべく会わないようにしてたんだ、ごめんね」
私の反応を伺いながら、探るように少しずつ紡がれていく言葉。
その言葉は温かく、ほんとに別人なんじゃないかと思うほどだ。
右京さんは、私を助けてくれて、謝る必要なんかひとつも無いのに
優しい人なんだ。


