聞いてないよ、右京さん



「いいか、これは俺の趣味じゃねぇから」

ん?

予想外の言葉に顔をあげると、耳が赤くなってる柚木さん。


「どちらかといえば女児向けですけど、男性が好きでも良いと思いますよ!」


「はぁ?」


あれ?照れ隠しかと思ったんだけど、


「お前、これは!妹に貰ったんだよ!だから付けてるだけで俺の趣味じゃねぇ」


「なるほど、」


今までの彼の姿からは想像できない、口調と表情でびっくりした。


「ふふっ」


「何笑ってんだ」

なんか、

「こっちの方が親しみやすくていいなって」


勝手に嬉しくなって笑ってる私に、呆れたような態度をとって、

さっさと乗れっと肩を押された。


乱暴のようで優しい手つきに更に嬉しくなった。