聞いてないよ、右京さん




ガラッと変わった雰囲気に隣町まで来てしまったことに気がついた。


荒い呼吸を落ち着け、額に滲んだ汗を拭った。


明かりを求めて、ネオンライトが煌めく街道に出た。


時刻はもう日付を超えそうだというのに、多くの人が出歩いていた。


ここら辺に泊まれる場所はあるのだろうか


大して探す気力もなく


ぼーっと焦点の合わない視界のまま歩いた。



大人が多いなか、高校生の私はどう映っているだろう



あはは!


と、後ろから聞こえた甲高い女性の笑い声に


身体が拒絶反応を起こした。




熱があるときのような悪寒に身震いし、フラフラと路地裏に逃げ込んだ。


気持ち悪い


きもい、きもい、きもい