
- 作品番号
- 1669473
- 最終更新
- 2022/06/19
- 総文字数
- 138,795
- ページ数
- 355ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 8,887,953
- いいね数
- 758
- ランクイン履歴
-
総合12位(2022/06/07)
ファンタジー1位(2022/06/04)
コミカライズ連載が決定しました。
2023,01,19よりスタートです。
- あらすじ
- アメリアには、婚約者がいた。
彼は、侯爵家の次男で、貴重な「土魔法」の遣い手だった。
婚約者とは良好な関係を築けていたと思っていたのに、一歳年上の彼が王立魔法学園に入学してから、連絡が途絶える。
孤立し、不安に思うアメリアに手を差し伸べてくれたのは、第四王子のサルジュだった。
この作品のレビュー
読者の中では年齢が高いほうなのですが、つい夢中になりました。主役だけでなく脇を固める方々も男女問わず素敵要素が多いのが特にお気に入りです。悪役の方々への『ざまぁ』的なものもソフトだったので、それも良かった。作者さんの性格と思いますが、お話し全体が優しく穏やか(素敵な人やいい人がいっぱいで、ちょっと悪い人はそれなりの罰があるけれどダークすぎなくて)最後まで安心して読めました。
個人的に異世界ものって名前や設定がやはり異世界で(笑)、時々これ誰だっけ?とかこの人何が出来るんだっけ?とか今いる場所どこだっけ?と混乱してしまうのですが、分かりやすく、読みやすかった!
アメリアは婚約者がアメリアを(真実の愛とやらを貫く為)自分の知らないところで嘘の噂を流されて悪者にされて貶められたけど、そのおかげで価値観や熱中するものが同じ、しかも第四王子サルジュと出会って大切にされて良かった。サルジュの家族みんなアメリアに優しくて、アメリアを気にかけてくれるマリーエとも出会えたし。ハピエンで良かった♡
この作品の感想ノート
櫻井みことさま
今回も素敵なお話をありがとうございました!
自分ではどうにも出来ない、しかも何故こんな目にあっているのかもわからないアメリア。
リースの言い分はクズ過ぎて、いっそ清々しく感じるほどでした(笑)
彼にはきちんと制裁が与えられて良かったです。
最後の「幻の白い花」のエピソードも、とても素敵でした。
小さな白い花のアメリアはその存在を、大きな魔力と愛情を持つサルジュに見いだされ、その命が輝いたのですね。
空はつながっていて、明日もちゃんとやってくるのです!
次のお話も楽しみにしています。
こんにちは。王族の人たちがみんな公正で良い人たちだったので安心して読めました。数十年前ですが、私も中学入学時に小学校から一緒だった同級生に悪意ある噂を流され辛い学生生活を送りました。当時、心身の不調と戦いながら毎日歯を食い縛り義務教育を修了させること、現状から抜け出すことに必死でした。
子供だろうと悪意の塊のような人間もいれば、理由なんて後付けで自分より格下を作ってただ虐げたい人間もいるんです。何をされても毅然として誰も傷つけず、ひたすら努力をしたアメリアをおかあちゃんのような気持ちで思いっきり応援してしまいました。学生時代なんて人生で一時の物ですが、金魚鉢のような特殊な世界だと思います。よく学校のみんなと和解して仲良しエンドになるストーリーもありますが、早々に見切りをつけたアメリアは偉い。自分で判断せずに噂だけで悪人認定したり掌返しをするような人間は金魚鉢から出られない底の浅い人間なんです。読んでいて沢山共感できたし、清々しかったです。
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