はーっ、もう全くなんなの真央くんったら!


ん……?っていうか、私告白、しちゃったよね……?
 

……もう、どうでもいっか。


考えるのもだるいくらい、つられてしまってソファに寝転がっていた。

寝たい……このまま……。

そして、できることなら消えてしまいたい……ここではない、何処へ行きたい——。


***


1時間後。

いつのまにか眠ってしまっていたらしい私はやっと目覚めた。

重たい身体をどうにか起こして、辺りを見回すも真央くんの姿は見当たらなかった。


流石に放っておくこともできないので、一応念のため……玄関を見に行くと……。


「莉愛が僕のこと好きとか、ありえない……!!」


頭を抱えて、しゃがみこんだままの真央くんがいた。