朝目覚めて、下(一階)に降りてきた俺の彼女。

最高に可愛い。

この世のものか?可愛すぎて目がやばい。


尊くて仕方がない……。誰にも見られないように地下の奥底に閉じ込めてあげたい。


そんな気持ちを抑え込んで、今日も無表情に生きていた。


小さい頃から、冷たい俺に優しくしてくれた莉愛。

徐々に惚れて行って、片思い歴はもう十数年になる。


「え、えっと私たち付き合ってるってことでいいんだよね?」

「は!?そ、そんなわけねーだろ!!」

「……え?そ、うなの……?」


ポカンと口を開けている莉愛。


ああ俺バカだ……。


最悪のタイミングで出てきた天邪鬼に絶望感を味わっていた。