次の日。


「……はよ」

「あ、おはようございます……」


なんと真央くん、いつも通りに戻ってました。


「え、えっと……私たち、付き合ってるってことでいいんだよね?」


少し躊躇いながらそう言うと。


「は!?そ、そんなわけねーだろ!!」

「……え?そ、うなの……?」


あれ、私、夢でも見てた……?


開いた口が塞がらなかった。

とてもショックだ。絶対に付き合えたと思ったのに……。

でもどこか、照れているような顔をしている……。


そうだ、ちょっと意地悪してあげよう。


「じゃあ私、彼氏作ってくるから」


学校に行く支度がちょうど終わったので、玄関を開けて出て行った。


「おい待て」


今度は冷たい表情でそう言われるけれど、知らんぷりして歩き出した。


もうなんなの真央くんったら!