- 作品番号
- 166783
- 最終更新
- 2014/10/29
- 総文字数
- 26,421
- ページ数
- 70ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,257,442
- いいね数
- 2
- ランクイン履歴
-
その他4位(2008/12/07)
「私の処女を奪って」
とレイは言った。
「痛み?そんなのは幻よ」
とガクは笑った。
痛みを体に刻むことでしか自己を表現できない少女レイ。痛みを失ったイカれたカリスマ縄師ガク。そして、未来を捨てた僕。
静かな森の中で交差した僕らの運命は、いびつな愛憎の連鎖の果てに、やがて思わぬ結末へと導かれていく。
* *
短編
性的描写、凄惨なシーン多数
取扱注意
* *
この作品のレビュー
衝撃だった。 生臭い血の香りのする内容ながら、 普通の人間にも共感できてしまうその狂気。 理性が矢面に立つ事がほとんどの現代社会と親和性は低いはずなのに、やけにスッと入り込む巧みさに感動しました。
生きる意味を問わなければならないほど、辛いことはない。 この作品の力に、恐怖心を覚えました。 どこか恍惚とした気持ちもありました。 感情の行き着く先を覗いてみたいかたは、覚悟して読んでください。 作者の表現力に圧倒されます。
この作品の感想ノート
まりちゃんこんにちは。最後まで読んでくれてありがとうございます。こんな重くて暗くて何言ってんだかな作品にまで来て頂いて感謝です。
レイが何を想って「僕」の所に来たのか、なぜあんなことをしたのか。それは彼女にしか分からないことです。僕にも明確な答えはありません。ガクとの関係を匂わせる書き方もしていますが、それだってはっきりとした裏設定があるわけではないんですよね。でも、人間関係って実際そんなもんでしょ。相手の気持ちや考えをすべて分かって行動できるはずがない。人にはそれぞれの思考があり行動や衝動の理由がある。時に間違うし取り返しのつかないこともする。
鞠ちゃんも頑張って。
その先に何か答えが待っていることを期待しています。
自分なりの整理がついて、何かを書くことができたなら、その時僕を呼んでください。いつでも待ってます。もちろん読みにも行きます。
鞠ちゃんこんにちは。昨日から夏休みが明けて社会復帰したのですが、どうにも夏バテでいけません。しかも仕事山積みでこれはどうにもしんどい。ちょっとまじで読書と執筆ストップ状態です。来週には少しずつ回復してくれるといいんだけどな。だるいっす。
感想ありがとうございます。
返事遅くなってごめんね。
小説の内容についてはまた今度改めて返事させていただきますね。この作品に関しては僕もうまく言葉にできないので返事が難しいのです。笑
いつもありがと。
鞠ちゃんこんにちは。まさかこれを読まれるとは思ってなかったのでビックリです。僕もいま夏休みの真っ最中で、なんやかんやで来週末くらいまで更新はおろかサイトに顔出すこともあまりできないと思います。
経験がないから読む資格がないなんていっていたら、ほとんどの小説を読めなくなります。なんの引け目も感じる必要はないし、読みたい物を読めばいいですよ。鞠ちゃんが抱く疑問に対する答えの欠片はきっと読み進めた先に見つかります。
僕は小説にメッセージを込めたり誰かをこれで勇気づけようと思って書いたことはなくて、ただただ書きたい物、衝動に駆られた物を書いているだけです。それでも何かを感じ取ってもらえたのなら、それは僕にとってすごく嬉しい副産物だと思っています。ありがとう。途中で胸くそ悪くなったら遠慮なくギブアップしてください。それでもこれも僕です。もう一つの僕です。
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