「うん! だから自信持って!」
和向君が満面の笑みで私に言い放った。
……ふふっ。
少しだけなら……いいかな?
「悪い! 遅くなった!」
そう思い始めたとき、疾風君が何やらいろいろと抱えて教室に入ってきた。
「疾風~、何買ったの~?」
和向君が不思議そうに聞いている。
私も首を傾げた。
だって疾風君、お弁当やらジュースやらいろいろと持っているんだもの。
「あー……購買混んでたからコンビニまで行ってたんだよ。それで遅れた。……というか、先に食べといてもよかったのに。」
疾風君はそう言いながら席に座る。
「はい、これ。」
「え?」
いきなり私の前にオレンジジュースを差し出してきた疾風君にはてなが浮かぶ。
「……これ、くれるの?」
ジュースを見ながら疾風君に聞く。
疾風君は「もしかして苦手だったか?」と聞いてきた。
「そ、そうじゃなくて! ……もらっていいの?」
確かめるようにもう一度分かりやすく聞く。
疾風君は一瞬きょとんとした後、にかっと笑った。
「あぁ、その為に買ったんだからな!」
和向君が満面の笑みで私に言い放った。
……ふふっ。
少しだけなら……いいかな?
「悪い! 遅くなった!」
そう思い始めたとき、疾風君が何やらいろいろと抱えて教室に入ってきた。
「疾風~、何買ったの~?」
和向君が不思議そうに聞いている。
私も首を傾げた。
だって疾風君、お弁当やらジュースやらいろいろと持っているんだもの。
「あー……購買混んでたからコンビニまで行ってたんだよ。それで遅れた。……というか、先に食べといてもよかったのに。」
疾風君はそう言いながら席に座る。
「はい、これ。」
「え?」
いきなり私の前にオレンジジュースを差し出してきた疾風君にはてなが浮かぶ。
「……これ、くれるの?」
ジュースを見ながら疾風君に聞く。
疾風君は「もしかして苦手だったか?」と聞いてきた。
「そ、そうじゃなくて! ……もらっていいの?」
確かめるようにもう一度分かりやすく聞く。
疾風君は一瞬きょとんとした後、にかっと笑った。
「あぁ、その為に買ったんだからな!」

