もしかしたら疾風君、私たちに気を遣わせないようにしてるんじゃないかって思っちゃう。
……よし。
「和向君、明日は学食行こう! 私、学食のほうには行ったことがないから……いいかな?」
和向君はお弁当持ってるし、嫌かもしれない。
だけど疾風君の気持ちだって大切にしたい……!
私のお願いに和向君は目を見開いた。
や、やっぱり嫌だった……?
「あ、や、やっぱりやめ――」
「しーちゃん、優しいね。」
取り消そうとした私の言葉を遮って、和向君が口を開いた。
え……? 優しい?
私、が……?
心当たりがなさ過ぎて、はてなを浮かべて頭を抱えてしまう。
そんな私を和向君が微笑んで見ていた。
「……疾風のこと、そこまで考えてくれたの、しーちゃんが初めてだよ。」
……え?
その言葉に今度は私が目を見開いた。
やけに“初めて”が引っかかる。
疾風君のことをここまで考えるのが私が初めてって……どういう意味なの?
その言葉だと……。
――疾風君のこと、誰も考えてないみたいに聞こえる。
……よし。
「和向君、明日は学食行こう! 私、学食のほうには行ったことがないから……いいかな?」
和向君はお弁当持ってるし、嫌かもしれない。
だけど疾風君の気持ちだって大切にしたい……!
私のお願いに和向君は目を見開いた。
や、やっぱり嫌だった……?
「あ、や、やっぱりやめ――」
「しーちゃん、優しいね。」
取り消そうとした私の言葉を遮って、和向君が口を開いた。
え……? 優しい?
私、が……?
心当たりがなさ過ぎて、はてなを浮かべて頭を抱えてしまう。
そんな私を和向君が微笑んで見ていた。
「……疾風のこと、そこまで考えてくれたの、しーちゃんが初めてだよ。」
……え?
その言葉に今度は私が目を見開いた。
やけに“初めて”が引っかかる。
疾風君のことをここまで考えるのが私が初めてって……どういう意味なの?
その言葉だと……。
――疾風君のこと、誰も考えてないみたいに聞こえる。

