最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「おはよ栞! 来るの早いな。」

 しばらく教室内にいると、疾風君と和向君が挨拶をして入ってきた。

「しーちゃん、おはよ~。」

「おはよう、二人とも。早いね。」

 まだ全然生徒登校してきてないのに……。

 二人は朝が早いのかな?と思ってしまう。

 二人とも自分の席について、スクールバッグの中からいろいろと出している。

 その量に私は目を見開いた。

「そ、そんなにたくさん入れてきて、重たくないの?」

 中からは、たくさんのテキストやノートが出てくる。

 バッグが大きいからそれは分かるけど……お、重たくなかったのかな?

 私の質問に和向君が微笑んで答えてくれる。

「うん! 僕たちは獣族だから、これくらいはまだ軽い内に入るんだよね~。」

「あぁ、これくらいは朝飯前だ。」

 疾風君も手を動かしながら口を開いた。

 お、恐るべき獣族……。

 私は苦笑いしながらも、また本に視線を落とした。

「何読んでるの~?」

「わっ!?」

 いきなり声がしたと思ったら、ドアップで和向君の顔があった。

 ふ、不意打ちは苦手なのに……。