最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「僕も調査は続けてみます。神菜さんのほうでも何かあったら、教えてください。」

 申し訳なさそうに、眉の端を下げた創さん。

 そんなの……。

「分かりました。できる限り調べてみます。」

 言われなくても、やってみせる。

 私も……気になるしね。

「ふふっ、ありがとうございます。」

 創さんはお礼を口にした後、教室を出て行ってしまった。

 まさか、そんな事が起きてたなんて……。

 邪気が強い魔力なんて……あんなに自然発生するもの、なのかな?

 事例が全くないから、私も全然分からない。

 ……調べてみる価値は、ありそう。

 私はそう考えて気を引き締めた。

 ……というか。

 さっき創さんは普通に私のこと本名で呼んでたけど、人がいたら危なかった……。

 創さんにあったら今度言っておこう。

 外では神菜じゃなくて栞と呼んでって。

 万が一他の生徒にバレでもしたら、任務ができなくなる恐れがある。

 何としてでも、それは避けたい……!

 私はそんな決意を固めて、静かに読書を始めた。