最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 静かになった部屋である作業をする。

 それは私自身の魔力を体内に戻す事。

 これをしておかないと、いざという時に魔法が使えなくなる事がある。

 まぁ正直、しなくても勝手に回復はするけど。

 でも体がいつもより疲れていたから、魔力を回復させた。

 ソファに座ったまま、目を瞑ってある言葉を口にする。

「レクトロ二ー。」

 呼吸をゆっくりして整えながら、魔力が戻るのを感じる。

 完全に自分の中の魔力が戻ったところで、瞼を開けた。

 ……よし、大丈夫。

 少しめまいがするけれど、体に支障はないから心配ない。

 その後にいつもの筋トレメニューをこなしてから、お風呂に入った。



「気持ち良かった~……。」

 お風呂から上がって髪を乾かす。

 ドライヤーを髪にあてている間に、明日の事を考える。

 明日も……楽しくなるといいな。

 ドライヤーを切って、ベッドに横になる。

 枕元にペンダントと今日もらったブレスレットを置き、瞼を閉じた。



「ふわぁ……。」

 あくびを一つして、ゆっくりと体を起こす。