最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 何をしようかなぁ……そう考えていたら次第に瞼が重たくなってきた。
 
 その後完全に瞼が閉じてしまい、私は夢の中に入っていってしまった。



 カァーカァー……

 カラスの声が聞こえてパチッと勢いよく瞼を開ける。

 あれ……いつの間にか寝ちゃってた……。

 まだ完全に開ききっていない瞼をこすり、体を起こす。

 時計に目を移すと、眠ってから三時間経っていた事に気付いた。

 時の流れは速いなぁ、と感じつつ夕食の準備に取り掛かる。

 昼食を取らずに眠ってしまったから、今物凄くお腹が減っている。

 今日はちょっと多めにしようっと。

 私の大好物の唐揚げをいつもより多めに作ってお皿に盛る。

 鶏肉を揚げている最中にコンソメスープやサラダも作った。

 ご飯をお茶碗によそって、テーブルまで運ぶ。

 早く運んで、早く食べようっ。

 もう限界だった私はお皿を全てテーブルに並べると、さっと椅子に座った。

「いただきますっ……!」

 そう声に出してお箸を握る。

 うー、美味しい~……。

 唐揚げを口いっぱいに頬張って、もぐもぐと食べ進めていく。