しばらくの間、沈黙が部屋に流れる。
何も話さない俺にしびれを切らしたのか、翔葉がこう言い放った。
「どうせ、ピアスでも失くしたんだろ。」
「……何で分かった。」
こいつ……俺の胸中でも読んだか?
そんな俺に、ふっと笑った翔葉。
「顔に出てるんだよ、分かりやすいくらいにな。」
俺、そんなに分かりやすい顔してるか?
俺は基本的無表情だ。だから感情が分かりにくいと、誰からも言われてきた。
翔葉はどうして分かった?
考え込んでいる俺に、翔葉は俺の気も知らないで続ける。
「何年幼馴染してると思ってるんだよ。」
ため息交じりにそう言った。
……確かにな。
そう言われると自然と納得が出来た。
こいつは……人一倍感情に敏感だもんな。
ピアスのこともバレているし、もういっそ言ってしまうか。
「その女子が俺のピアス渡してきて――」
「ちょっと待て。」
……どうして止める?お前から聞いたんだろう。
「……何だ。」
俺がそう聞くと翔葉は、これでもかというほど驚いたような顔をしていた。
何も話さない俺にしびれを切らしたのか、翔葉がこう言い放った。
「どうせ、ピアスでも失くしたんだろ。」
「……何で分かった。」
こいつ……俺の胸中でも読んだか?
そんな俺に、ふっと笑った翔葉。
「顔に出てるんだよ、分かりやすいくらいにな。」
俺、そんなに分かりやすい顔してるか?
俺は基本的無表情だ。だから感情が分かりにくいと、誰からも言われてきた。
翔葉はどうして分かった?
考え込んでいる俺に、翔葉は俺の気も知らないで続ける。
「何年幼馴染してると思ってるんだよ。」
ため息交じりにそう言った。
……確かにな。
そう言われると自然と納得が出来た。
こいつは……人一倍感情に敏感だもんな。
ピアスのこともバレているし、もういっそ言ってしまうか。
「その女子が俺のピアス渡してきて――」
「ちょっと待て。」
……どうして止める?お前から聞いたんだろう。
「……何だ。」
俺がそう聞くと翔葉は、これでもかというほど驚いたような顔をしていた。

