もしかして、このピアスは彼のものなんじゃないかな?
私は小物入れを持って、中庭の扉をゆっくりと開けた。
小物入れからピアスを出して、彼に近付く。
「あ、あの……。」
彼が私の声に気づいて、視線を私のほうに向けた。
……っ。
私は一瞬、息をするのを忘れた。
だって、彼の容姿が途轍もなく整っていたから。
黒に紫紺色メッシュのさらさらな髪に、切れ長の青紫の瞳。
薄い唇に、筋の通った鼻。
すらりと伸びている手足で、理想ともいえるモデル体型。
オーラが普通の人とは段違いで、威厳が漂っているように見えた。
「……。」
彼は無言で私のことを見つめる。
それが、何だか驚いているように見えたのは気のせい……?
私と彼の間に沈黙が続く。
じ、自分から話しかけておいて……緊張する。
とっ、とにかくピアスの事について聞こう!
私は意を決して、微かに震えている唇で言葉を発した。
「これ……もしかして、あなたの、ですか?」
彼の前に、恐る恐るピアスを差し出す。
うー、緊張する……。
私がピアスを見せた瞬間、彼の瞳が驚いたように大きく見開かれた。
私は小物入れを持って、中庭の扉をゆっくりと開けた。
小物入れからピアスを出して、彼に近付く。
「あ、あの……。」
彼が私の声に気づいて、視線を私のほうに向けた。
……っ。
私は一瞬、息をするのを忘れた。
だって、彼の容姿が途轍もなく整っていたから。
黒に紫紺色メッシュのさらさらな髪に、切れ長の青紫の瞳。
薄い唇に、筋の通った鼻。
すらりと伸びている手足で、理想ともいえるモデル体型。
オーラが普通の人とは段違いで、威厳が漂っているように見えた。
「……。」
彼は無言で私のことを見つめる。
それが、何だか驚いているように見えたのは気のせい……?
私と彼の間に沈黙が続く。
じ、自分から話しかけておいて……緊張する。
とっ、とにかくピアスの事について聞こう!
私は意を決して、微かに震えている唇で言葉を発した。
「これ……もしかして、あなたの、ですか?」
彼の前に、恐る恐るピアスを差し出す。
うー、緊張する……。
私がピアスを見せた瞬間、彼の瞳が驚いたように大きく見開かれた。

