最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 理由としては、この世界には空気中に微量ながらも魔力が含まれていて、それで世界のバランスが保たれているから。

 その魔力を全てなくすと、当たり前だけど変な感じになる。

 体に支障が出るわけじゃないけど、生活する上では居辛さを感じ困った事になってしまう。

 でも、このまま帰すわけにもいかずその場にしゃがみこんだ。

 箱を魔方陣が描かれた紙の中心に置いて、ある言葉を唱える。

「ピュアファケイション。」

 誰かに聞かれないように小さな声でそう言い、自分の魔力を少し箱に流し込む。

 流し込んでいる間、目を瞑って精神を安定させる。

 傍から見ると、凄く変な人に見えると思う。

 だけど、やっている最中は本気だからそんな事は構わない。

 目を開けて、箱の蓋を開ける。

 箱の中からは浄化された綺麗な魔力が満ちていて、それを辺りに放った。

 うーん……やっぱり魔力が多いなぁ。

 途中で窓も開けて時間をかけ、全ての魔力を空気中に放つ。

 ……よし、終わったかな。