でも、流石に家からこの量を毎日持ち帰りはできないからこれでいい。
そういえば……今日は午前中だけだったような……。
スクールバッグの中から一枚の紙を取り出す。
昨日、制服と一緒に入っていた学園からの案内だ。
他の人に見られないように、ちらっと見る。
うん、もうこれで終わりみたい。
「皆さん、気を付けて帰ってねー。」
紙をバレないようにこっそりとしまっていると、そんな先生の声が聞こえた。
あっ、もう終わりなんだ。
私はスクールバッグの中身を見て、忘れ物がないか確認する。
……よし、ちゃんと全部ある。
確認をして、バッグのボタンを留める。
「そうだ。栞ってどこの寮だ?」
みんなが帰り始める中、疾風君がそう聞いてくる。
え……? りょ、寮?
「私、寮じゃないけど……。」
素直にそう答えると、疾風君だけでなく和向君も目を丸くした。
わ、私何か変な事言ったかな?
というか、寮の存在なんて初めて知ったよ……!
理事長も創さんも教えてくれなかったし……。
でも、疾風君がそう聞いてくるって事は……。
「二人は寮生なの?」
そういえば……今日は午前中だけだったような……。
スクールバッグの中から一枚の紙を取り出す。
昨日、制服と一緒に入っていた学園からの案内だ。
他の人に見られないように、ちらっと見る。
うん、もうこれで終わりみたい。
「皆さん、気を付けて帰ってねー。」
紙をバレないようにこっそりとしまっていると、そんな先生の声が聞こえた。
あっ、もう終わりなんだ。
私はスクールバッグの中身を見て、忘れ物がないか確認する。
……よし、ちゃんと全部ある。
確認をして、バッグのボタンを留める。
「そうだ。栞ってどこの寮だ?」
みんなが帰り始める中、疾風君がそう聞いてくる。
え……? りょ、寮?
「私、寮じゃないけど……。」
素直にそう答えると、疾風君だけでなく和向君も目を丸くした。
わ、私何か変な事言ったかな?
というか、寮の存在なんて初めて知ったよ……!
理事長も創さんも教えてくれなかったし……。
でも、疾風君がそう聞いてくるって事は……。
「二人は寮生なの?」

