「キャー!!! 神々様よ!」
「まさかお目にかかれるなんて!」
「あの地味女、神々様と知り合いなの!?」
黄色い悲鳴が聞こえる中、その人は私に優しく囁きかけてくれた。
「遅くなってすまない。もう大丈夫だ。」
「……っ、あ、らた……さん……っ。」
安心しきってしまって、涙がかさを増してしまう。
泣いちゃダメ、と考えても今はまともに頭が働かない。
新さんはそんな私を優しく自分の胸元に押し当て、また頭を撫でてくれる。
「安心しろ、俺がいる。」
そう言って新さんは、来栖さんに視線を向けこう言い放った。
「栞に何をしたかは知らないが……俺はお前を許さない。」
その力強い声色に講堂内の空気が一瞬にして凍りついたのが分かった。
「こいつだけじゃない。栞に少しでも危害を加えたら……生きては帰さないからな。」
そう大きな声で生徒さんたちに言い放ち、私を抱えて講堂内を出た新さん。
私はもう頭の中がぐちゃぐちゃで……何も考える事が出来なかった。
だけど……新さんの言葉だけは、はっきりと聞こえた。
「俺がお前を守るから、安心しろ。」
【to be continue】
「まさかお目にかかれるなんて!」
「あの地味女、神々様と知り合いなの!?」
黄色い悲鳴が聞こえる中、その人は私に優しく囁きかけてくれた。
「遅くなってすまない。もう大丈夫だ。」
「……っ、あ、らた……さん……っ。」
安心しきってしまって、涙がかさを増してしまう。
泣いちゃダメ、と考えても今はまともに頭が働かない。
新さんはそんな私を優しく自分の胸元に押し当て、また頭を撫でてくれる。
「安心しろ、俺がいる。」
そう言って新さんは、来栖さんに視線を向けこう言い放った。
「栞に何をしたかは知らないが……俺はお前を許さない。」
その力強い声色に講堂内の空気が一瞬にして凍りついたのが分かった。
「こいつだけじゃない。栞に少しでも危害を加えたら……生きては帰さないからな。」
そう大きな声で生徒さんたちに言い放ち、私を抱えて講堂内を出た新さん。
私はもう頭の中がぐちゃぐちゃで……何も考える事が出来なかった。
だけど……新さんの言葉だけは、はっきりと聞こえた。
「俺がお前を守るから、安心しろ。」
【to be continue】

